ピアノっていいよね

ピアノについてあれやこれやと・・・

上級者のピアノ練習曲は何が良いんだろう

ここでは、初心者の方には難しいと思われる、上級者の方向けのピアノ練習曲を簡単に、ご紹介いたします。


ピアノが上達したからといって、気を抜いてはいけません。
ピアノはさぼっているとすぐに弾けなくなります。


個人差があるとはいえ、ピアノというものは、弾きこめば弾きこむほどに上達していくものです。


ある程度ピアノが上達して、だいたいの曲は少し練習するだけで弾くことが出来るようになってしまうと、だんだんそれに慣れてしまいます。


そうするとなかなか難しい曲に挑戦しようという気持ちにならず、自分と同じレベルの曲ばかり弾いてしまってなかなか上達できませんよね。
そうならないためにも、少し難しい練習曲に挑戦してみましょう。





たとえば、バッハの平均律クラヴィーア曲集。第3巻はオルガンの練習曲がほとんどのようですが、第1巻と第2巻はオススメです。


他にもショパン の練習曲集 Op.10には12曲入っており、『別れの曲』、『黒鍵』、『革命のエチュード』 などは有名ですね!!!


練習曲といいながらも、タイトルがつくほど曲として完成度の高いものになっていると思います。ショパンのOp.25も12曲あり、練習曲に最適です。


シューマンの交響的練習曲 Op.13や、リストの超絶技巧練習曲(12曲)はどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。


他にも、パガニーニの主題による大練習曲や、アルカンの長調による練習曲 Op.35、短調による練習曲 Op.39など、上級者向けの練習曲も本当にたくさんあります。


それだけ、今までのピアノの歴史のなかに、ピアノを極めていった人がたくさんいたということになるのでしょうね。

ショパンのピアノ練習曲っていっぱいあるよね

ポーランドに生まれた、「ピアノの詩人」としても名高い"フレデリック・ショパン"をご存知でしょうか。


彼の作曲したピアノの練習曲は、全部で27曲あります。


これらの曲は、演奏会などで取り扱われることも多く、中には練習曲にもかかわらず、タイトルのようなものがついて親しまれているものもあります。


12の練習曲 Op.10と、12の練習曲 Op.25と、3つの新練習曲の3つの曲集からなる彼の練習曲は高度なものが多く、なかなか初心者には練習曲として弾くことを許しません。
ここでは、12の練習曲 Op.10について、簡単にご説明したいと思います。





この12の練習曲 Op.10の初版が発売されたのは、1833年ですが1829年にその一部はすでに作曲されていました。


当時のショパンは23歳で、若くしてすでに、当時のパリのサロンでは有名な作曲家として、ピアニストとして、多くの貴族に認められていました。


この曲集は、当時作曲活動に熱心にとりくんでいた"フランツ・リスト"にささげられることとなり、この曲集は、2人が知り合うきっかけにもなったのです。





まず、簡単に紹介ですが、第1番 ハ長調、第2番 イ短調、第3番 ホ長調 『別れの曲』、第4番 嬰ハ短調、第5番 変ト長調 『黒鍵』、第6番 変ホ短調、第7番 ハ長調、第8番 ヘ長調、第9番 ヘ短調、第10番 変イ長調、第11番 変ホ長調、第12番 ハ短調 『革命』となっています。




第3番の『別れの曲』というタイトルの由来は、ショパンを題材にしたフランス映画の邦題であるそうです。


そのため、このように称されるのは日本のみであり、原題は「Tristesse」となっており、その意味は「悲しみ(哀しみ)」や「憂鬱」です。

ショパンのピアノ練習曲には何がある

ピアノの詩人として名高い、ポーランド生まれのピアニストである「フレデリック・ショパン」という人物がいました。


彼の作曲した多くのピアノ練習曲は、多くの人たちに愛され、中にはタイトルまでついたものもあります。


3つの曲集からなる彼のピアノ練習曲は全部で27曲あります。
ここでは、12の練習曲 Op.25について、簡単に説明させていただきたいと思います。




まず、この曲集が作曲された年代は1832年〜1836年といわれていて、出版されたのは、1837年ごろだそうです。




曲目は、順に、第1番 変イ長調 『エオリアン・ハープ』、第2番 ヘ短調、第3番 ヘ長調、第4番 イ短調、第5番 ホ短調、第6番 嬰ト短調、第7番 嬰ハ短調 『恋の二重唱』、第8番 変ニ長調、第9番 変ト長調 『蝶々』、第10番 ロ短調、第11番 イ短調 『木枯らし』、第12番 ハ短調 『大洋』となっています。




第1番の、「エオリアン・ハープ」のほかにも、「羊飼いの少年」と言われることもありますが、みなさんはどちらの方をよく耳にしますか??


第8番の変ニ長調は、練習曲の中でも練習曲にふさわしいものと言われており、演奏会などの前に練習のために弾くのが良いと言うピアニストもいるほどだそうです。


この曲集に含まれる、第11番の「木枯らし」は、聴き手に不思議な印象を与える技巧が含まれていたり、第9番の『蝶々』などは、練習曲の中でも最も短いですが、弾きこなすには、大変な練習を要する曲のひとつでもあります。