ピアノっていいよね

ピアノについてあれやこれやと・・・

ピアノは何の曲で練習してる?

みなさんは、ピアノの練習をするとき、どのような曲を弾いて練習していらっしゃいますか??
ピアノの教室に通っている方も、独学で習っている方も、先生や書籍などから個人個人のレベルにあった練習曲を課題として習っていることと思われます。


ほとんどの練習曲といったものには、曲ごとに修得するべき演奏技術が含まれており、その技術を曲の中で繰り返し弾くなどすることで、その演奏技術をマスターするという形になっているようです。
そして、このような練習曲は、教育的な練習曲のため、単調なリズムや、同じような音をただただ繰り返しているだけになりがちなため、あまり人に聴かせるためのものではないということがほとんどです。


こういった練習曲には、大きく2つの種類にわけることができます。
ひとつが、ハノンやブラームスといったピアノの練習曲に代表されるものです。
これらの練習曲は、単純な音やリズムを繰り返し練習することにより、演奏技術の向上を目的として作られています。
ただ、ほとんどの場合に、こういった曲が発表会などの人に聴かせる場で用いられることはめったにありません。


もうひとつは、単純な音とリズムを繰り返し練習することを中心としながらも、人に聴かせる音楽として成り立っているものです。
これらに代表されるのは、ツェルニーなどのピアノ練習曲が挙げられます。
ツェルニーの練習曲などは、先程の練習曲に比べればですが、時に発表会などの人に聴かせる場でも使われる場合があります。

自分の腕前にあったピアノ曲で練習しよう

ハノンやブラームスに代表される、いわば機械的な練習曲とは異なった、上級者向けの練習曲というものがあります。
みなさんもピアノを練習していけば、いつかは初心者ではなくなり、上級者のレベルに到達するわけです。
初心者のかたに練習が必要なように、上級者となっても練習は必要なのです。
というか、ピアノには終わりがありませんので、どこまでも高みを目指していけるのですが・・・。


昔の著名な演奏家たちもはじめは初心者であり、しだいに上級者になり、これらの上級者向けの練習曲ができあがったわけです。
それに代表されるものが、ショパンの練習曲Op.10, Op.25やリストの超絶技巧練習曲などがあります。


これらは、ハノンやブラームスによる練習曲とは異なった、どちらかというと芸術的な練習曲と言えるでしょう。
もちろん、練習曲としてこれらの曲に取り組む人もいれば、発表会などの演奏会で弾くために練習に取り組む人などさまざまです。
ただ、これらも練習曲といわれるからには、特定の演奏技術の修得のために曲が作られているものがほとんどのため、人にも聴かせられるうえに、自分の演奏技術の向上もはかれるというおいしい練習曲ということになります。
なかには、自分自身の演奏技術の向上のために作られた、指の独立運動などの基礎練習を中心として考えられて作られた曲などもあるそうです。


ピアノとは奥が深いもので、本当にたくさんの練習曲がありますので、みなさんも自分自身のレベルにあった練習曲に取り組んでみてください。

いつも弾くピアノ練習曲ってなに弾くと良いんだろう

みなさんは、普段の練習曲には何をお使いですか??


なかにはピアノを独学ではじめてみたいけれど、何の練習曲から取り組めばいいのかよくわからない・・・。


今自分が練習している曲は、どれくらいのレベルなんだろうか。
などなど、心に浮かんでくる疑問はさまざまであろうと思いますが、ここでは簡単に、練習曲について解説したいと思います。




まず、もっとも初歩的であり、ピアノを取り組み始めた方によく使われるのがツェルニーの100番です。


ツェルニーには、先程申し上げました100番 Op.139 のほかに、110番 Op.435 、30番 Op.849 、40番 Op.299 、50番 Op.740(699)、60番 Op.365 があります。
そして、ツェルニーの100番を終えたあとによく使用されるといわれているのが、ブルグミュラーの25の練習曲 Op.100というものです。


さらに、指の運動によく使われる、ハノンの60の練習曲などがあります。
他にもモシェレスの24の練習曲 Op.70や、クラーマー=ビューローの60の練習曲。


ブラームスの51の練習曲 WoO.6や、 モシュコフスキの15の練習曲 Op.72、 バルトークのミクロコスモス、クレメンティ のグラドゥス・アド・パルナスムなど探してみるとたくさんあるのです。


先程紹介しましたバルトークの練習曲はコンサート・レパートリーとなっている曲なども含まれていて、弾きがいがあるかもしれません。




練習曲にもさまざまあり、最初のうちは鍵盤に慣れることが必要不可欠ですが、だんだん慣れてきていろいろ弾くことが出来るようになってきたら、自分の苦手な分野(指の動かし方など)にあった練習曲を探してみるのもいいかもしれませんね。